<Header>
<Author: 崔曙>
<Title: 九日登望仙臺呈劉明府容>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 九日（きうじつ）、仙臺（せんだい）に登（のぼ）って 劉明府（りうめいふ）に容（よう）に呈（てい）す>
<BookPage: 91>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
漢文皇帝有高臺，
此日登臨曙色開。
三晉雲山皆北向，
二陵風雨自東來。
關門令尹誰能識，
河上仙翁去不回。
且欲近尋彭澤宰，
陶然共醉菊花杯。
<End Poem>
<Translation>
漢の文帝が建てたという仙臺の遺跡がある。 
この重陽の節句にあたって吉例どおり高いところに登るというので、早くから目を醒まして、近くにあるこの仙臺のあとに登った。ちょうど、ほのぼのと夜が明けはなたれてゆく。見わたせば、かなた三晉の雲のかかった山々は、みんな北に向かってつ らなっている。また東の方には、太古の夏后の墓という丘や、文王が風雨を避けたという丘が竝んでいるが、そのあたりが曇って、風雨がおしよせてきそうな氣配がある。老子に頼んで道德經五千言を著わしてもらった、あの函谷關の令尹喜も、仙術を得たなどというが、今は誰も知るものはない。漢の文帝が教授を受けて老子の註解書を授けてもらったという河上公なども、えらい仙人だろうが、どこへ行ってしまったが、二度と歸って來ないのだから心細い話だ。どうもそういう不老不死の仙術などというものには、こちとらは線なき衆生だね。まあまあ、今のところ、お近くの彭澤縣令の陶淵明先生をお尋ねして、ご一緒に菊花の杯をあげて、のんびりと酔うことにしたいものですね。
<End Translation>
<Formatted Translation>
漢の文帝が建てたという仙臺の遺跡がある。 
この重陽の節句にあたって吉例どおり高いところに登るというので、早くから目を醒まして、近くにあるこの仙臺のあとに登った。ちょうど、ほのぼのと夜が明けはなたれてゆく。
見わたせば、かなた三晉の雲のかかった山々は、みんな北に向かってつ らなっている。
また東の方には、太古の夏后の墓という丘や、文王が風雨を避けたという丘が竝んでいるが、そのあたりが曇って、風雨がおしよせてきそうな氣配がある。
老子に頼んで道德經五千言を著わしてもらった、あの函谷關の令尹喜も、仙術を得たなどというが、今は誰も知るものはない。
漢の文帝が教授を受けて老子の註解書を授けてもらったという河上公なども、えらい仙人だろうが、どこへ行ってしまったが、二度と歸って來ないのだから心細い話だ。
どうもそういう不老不死の仙術などというものには、こちとらは線なき衆生だね。
まあまあ、今のところ、お近くの彭澤縣令の陶淵明先生をお尋ねして、ご一緒に菊花の杯をあげて、のんびりと酔うことにしたいものですね。
<End Formatted Translation>